6月最終週末、久しぶりに子供を預けて初めてルーブルの写真講座に出席してみた。
ルーブルと言うのはやっぱり面白いところで、
美術館としての役割だけでなく美術的・芸術的教育機関でもあり、
しかもカルーゼルの中にはショッピングセンターもあるのだから、
暇とお金がふんだんにあればここにずっといたいよなあと思わせるところです。
で、私たちが初めて参加したのは、大人向けアトリエと言われるいわゆる教養講座。
ルーブルが所有しているカメラと三脚を使って、絵画・彫刻・装飾品を写真におさめ、
カメラを通して美術品を見ることを楽しむのが目的。
一番乗りで教室で待つドゥニ。
通常、三脚の使用は禁じられているらしいので、この講座ならではのチャンス。
ひとつのものを色んな角度から撮り、光の当たり具合や建物とのバランスも考慮しつつ
とにかく自分で撮る。
細かい解説は一切なし。
私たちはその辺がもう少し知りたかった部分でもあるけど、初めての講座なので贅沢は言わない。
これだけ集中して展示品を見たことがなかった私には面白い体験でもあった。
指導してくれる先生は、本当に細い私と同じくらいの背丈の女性。
ものすごく細いのに、とにかく力持ち。全機材を一人で背負って歩いてきた。
参加者は10人。
まったくの初心者から結構写真をやっている人まで様々。
そんな自己紹介は一切ないけれど、撮った写真や説明で大体わかるというのも面白い。
講座は1日だけ2時間コースだけれど、あっというまで終了したのは開始から3時間ほど過ぎていた。
途中でも時間きっかりに終わらせるようなこともなく、最後までやっておしまいというのも気に入った。
終わったのは18時ごろだったけれど、外はまだまだ陽も高く暑い夕方。