Dear Tamalin
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壁に向かって
保育園に行くとよく見かける光景。
悪戯をしたり、危ないことを繰り返して叱られる子供。
集団の輪から離され、一人壁に向かって立たされる。
大抵は部屋の隅に皆に背を向けて立たされ、しばらく一人にされる。
ほとんどの場合子供は泣きわめくこともなく、もくもくと壁に向かって頭を垂れて反省するのです。
時に頭を壁に押し付けて静かに涙を流しながら時をやりすごしている姿は嘆きの壁のよう。
他の子たちも決して茶々を入れたりはせず、「大丈夫?」という顔で見守る。
これ、精神的ダメージは結構なものらしく、大抵は良い子になって戻ってくる。

うちの子供が行っている保育園の先生たちがプロだなあと思うのは、まさに叱るとき。
なぜにあんなに言うことを聞かせられるのだろう。
他人と実の親という違いはあるけども、私はあきらかに見くびられている気がする。。
実家に行けば「どこも母親に対してはそういうものよ」と言われたり、
友達には「家で良い子で外で言うこと聞かない子よりはいいじゃない」と慰められる。
だからってこれでいいとも思えないのだけれど。。

うちでお仕置きで立たせるのも、立っているならまだましで、大抵はわめいて床に転がる。
次女に至っては、にっこにこしながら駆け足で戻ってくる。
これで私を試してるのは見え見え。
私が本気で怒っているのだということがわかると、すごすごと戻って
隅で後ろ向きに立ち尽くすのだけれど、
この後ろ姿には毎回吹き出しそうになってしまう。

叱られて、少し気を取り直し始めた頃。
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# by ayatata | 2010-03-10 07:23
Xynthiaでドゥニ両親の家は?
先日の土曜日の夜から日曜日にかけて、フランスでは暴風雨Xynthiaがスペインの方から北上して
大きな被害が出ました。
今日現在で死者52名、行方不明3名。

パリ周辺は土曜日はほぼ一日中快晴。
オットは恒例の自分主催のお泊り野外活動(ぷぷぷ)へ出かけていました。
私は朝から二人をつれて図書館へ行き3週間遅れの本を返し、
そのまま公園で近所の友達と一緒に遊び
午後は薬局へ行った帰りに別の公園で遊ばせていると、雨が降り始めた。
雨はそのまま降り続けたけれど、私はニュースも見ずに日曜日を迎えてました。

風が強いのでさすがに予定をキャンセルしてお昼には戻ってきたオットも一緒に
お昼を食べながらニュースを見ていると、
Xynthiaの影響でVendee(ヴァンデー)県に大きな被害が発生という情報が流れたと思ったら
レギュイヨン・スール・メールL'Aiguillon sur mer の町が半分水没状態の映像が流れた。
その隣町の ラ・フォット・スール・メールLa Faute sur merの名前もあがる。
これはラ・フォット・スール・メールの写真。
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この一地方の町の名前になぜ私たちがはっとしたかというと、そのまた隣の町
ラ・トロンシュ・スール・メールLa Tranche sur merという町には
両親のもう1つの家があるから。
私たちも夏にはほぼ毎年行ってるし、そこを拠点に被害のあった二つの町にも
遊びに行ったからどの辺りが被害にあっているかが実感としてすぐにわかった。

ちょうど満潮の時間と暴風が重なり、潮がいつも以上に遠くまで達した結果、堤防が決壊して大被害。
午前2時頃警報が流れ、地域の人たちに直接連絡が来たのは3時過ぎ。
そのころにはすでに電気の供給も遮断されていた。
インタビューに答えている人たちは30分ほどで階下が水浸しになったと言っていたし、
政府発表では高さ1.5mまで浸水したと言っている。
パジャマ姿で屋根に上がって寒さと暗闇の中で救助を待っているなんて辛すぎる。
私の印象では退職をした人たちの割合も多い地域なので逃げ遅れた人もいただろうと思う。
一つの町だけで26人がなくなるなんて、町の大きさから考えても被害は甚大。

両親の家は海から歩いて7分ほどの場所なので「もしかして」という不安が募ったのでした。
地理的に北から順番に言うと、ラ・トロンシュ→ラ・フォット→レギュイヨンの順で
車で10キロ前後の地域なので被害にあっている可能性は十分考えられた。
地図はこちら。
http://fr.mappy.com/#d=La+Tranche-sur-Mer%2C+France&d=L'Aiguillon-sur-Mer%2C+France&p=itinerary
新聞サイトにはこの3町が今回大打撃を被った地域として挙げられている。

お義母さんが現地の友人に電話をしたようだけれど、繋がらない。
おそらく停電の影響だろうから翌日の午後にお世話になってる不動産屋さんに電話をすると言って
その日の情報収集はおしまい。
こういうときに私だったら必死にサイトで情報を探すけど、そのあたりの諦め加減があっさりしている。

月曜日の午後にようやく現状がわかったけれど、家のある地域は砂丘が高かったので
海からごく至近距離の家々に被害が少し出た以外は大きな被害はなし。
彼らの家は瓦も飛ばず浸水被害もなかったということでとりあえず一安心。
いざとなったら、片付けに助っ人にいかなければと思っていたけれど、その必要も今のところなし。

地域の家には被害があまりないようだけれど、駐車場や海水浴場の設備などは
結構な被害が出ている様子。
こちらが家のある地域の被害が最も具体的にわかるサイト。
http://www.apgclem.com/LaTranche.htm
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# by ayatata | 2010-03-03 06:49
七五三と諸々
少し遅くなったけど、年末とお正月に帰った時にあわせて、長女の七五三をしました。

帰った時は数えで3歳なので、ぎりぎり間に合った。
次女はどうしよう。やってあげたいけど、となると今年の11月。うーーん。
この3年はあっという間。

唐突だけど、いつも母に質問されてもうまく答えられない謎に最近少しだけ
私なりに納得した部分があったのでついでに。

出生届と本籍について。
次女を産んだとき、すでに長女がいたので預けるのに便利でお見舞いにすぐ来れるよう
自宅の近くの病院ではなく、実家の近くの私立病院で産んだ。

出生届は出産後3日以内に出生地の管轄市に提出しないといけないのだけど、
大抵病院で手続きをしてくれる。
そのサービスを使って翌日病院内で事務処理を私がした。

その出生証明書では出生地が本籍地になっているので、
次女は生まれた町の人になる。
長女は自宅の市内の病院なので、出生地が今住んでいる場所。
ちなみにパリで生まれたらパリジェンヌ。パリに住んでいるからってパリジャンというわけじゃないのだ。

親が住民税を納めている土地ではなく、本人が生まれた土地で○○人と言われる。
もちろん、時と場合によって住民をその土地の者と呼ぶこともあるけども。
(市の広報紙なんかはその典型。)

フランスには日本で言う本籍地はなく、出生地がその人の生まれた所として記録され、
それは一生変わらない。

出生証明書はそれぞれが市役所に保管され、日本の戸籍謄本のような
役所が管理する家族単位の書類は特にはない。
うちの子供のように二人で別の市で生まれるとそれぞれ違う所に出生証明書があることになる。
その代わりに私たちが結婚したときには家族手帳が配られ、夫婦二人の名前が記載された。
そして家族が増えるとそこに名前が記載されていく。
言ってみればそれが個人で管理する戸籍謄本になるのかな?

学校入学とか行政手続きがあるときには、それぞれの個人の出生届を提出することになるのだけれど、
取り寄せるのは無料だし面倒だと思うようなことは今のところ経験していない。

まったくの私見だけど、この論理で考えるからフランスで生まれた者には
フランス国籍が与えられるのだと思う。
だから多分、住民票もない。住居を証明するにはその家の電気代請求書などで十分だし
もっと要求されても住民税の支払い証明書でOK。

この面では小さい共同体から国単位での考えまで一貫している、ということに
改めて気づいて少し感動した。
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# by ayatata | 2010-02-24 08:18
ガソリン
今朝会社に着いたら電車の中で新聞を読んできた同僚に言われた。

「トータルがストしてるからガソリンが不足するみたいよ。」

よくよく聞くと、石油の精製工場で工場閉鎖に反対してストをしているから
スタンドに供給されるガソリンが足りないとのこと。
トータルと言うのはフランス大手の石油会社で、他のスタンドより1割くらい高いので
私は滅多に立ち寄らない。
それでもトータルから他のスタンドに供給しているし全体的に影響が出るかもしれないから
帰り際に給油しておこうかなと思ったら、案の定みんな考えることは同じ。長い行列。
待っていたら保育園の迎えに間に合わないので諦めた。

帰宅してきたドゥニに話をしたら、たまたま今朝給油をしに寄ったスタンドで
イルドフランス(パリ周辺県)ではトータル以外の石油会社も十分補給してるから
不足することはないよと言われたらしい。

鵜呑みにはできないけどそうあわてることもないかと思ったら、
テレビでは不安をあおるような報道ばかり。
あと7-10日しか残ってない!と一面に書いてる新聞とか。
どっちなんだ。これで高騰なんてしたらたまらない。
ふと同僚を思い出して、そういえばあの人はオイルショック世代だと思ったけども笑ってはいられない。
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# by ayatata | 2010-02-23 08:13
カルナヴァル
毎日少しずつ日の出が早くなり、そろそろ春だなぁと感じる2月。まだまだ寒いけどっ。

2月といえばカルナヴァル=謝肉祭の季節。 
ヴェニスのカルナヴァレが有名だけど、フランスにもあるのです。
ちなみにフランスだとニースのものが有名。
元の由来は、春がきたことを喜ぶゲルマン人のお祭りがキリスト教にとりいれられ、
1週間教会の内外で羽目をはずしてお祭り騒ぎをし、最後にその良心の呵責を藁人形にあずけてそれを火あぶりにして閉幕するというのが原始的な形だったらしい。

さて、うちでは年明け早々に保育園からカルナヴァルのお知らせを受け取った。
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今年のカルナヴァルは2月16日に行われますので、テーマは「海」で仮装の準備をしてくださいね、
という内容。

去年はテーマが「農場」で、私たちの準備不足で結局何もせずに登園。
仮装に参加しない子供もいるからいいわと思っていたら、確かに仮装に参加しない子はいるけども、
数日後に貼りだされる写真にそういう子供はそれほど写ってないという
かわいそうなことをした後だったので今年はちゃんとしないと。

年中行事だから仮装のお洋服は市販でもちろん手に入る。海賊とか、お姫様とか、王子様とか。
そういう仮装で十分だとも思うのです。
無理やり海賊でいいかもと納得させようと思ったけど、それじゃ挙げ足とっているようでやめた。
でもテーマ「海」はなかなか見つからないし、一度しか着ないものを買うのもいや。
結局自分で作ることにした。

しばらく何にしようかと迷った挙句、ペンギンに決定。
理由は白っぽいつなぎのパジャマを元に腕と足を黒くすればいいから簡単じゃん!という
アイデアを思いついたから。
その日の夕飯時に「カルナヴァルは、ペンギンだからね」と宣言してしまった。

ところがいざ作り始めたら、ペンギンは背中も黒いし足は表半面は黒くないということに気づいた。
これは型紙を作るのも難しい。
ペンギンやめて白クマじゃだめ?と言いかけました。
時すでに遅し。
すっかりペンギンになる気満々。
苦肉の策で、スモックの型紙のお腹部分をくりぬいて上着を作って下は黒いスパッツで対応。
ペンギンの足は半面黒くないけど誰もそこまで望んでない。
次女には丈を長めに作って普通の服の上から着せればいいや。
どうにか無事に作り上げたけどこれじゃなんだかわからないので、
くちばし付きの帽子を作って体裁を繕う。

これがその結果。
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ペンギンというよりも、着崩れたタキシードのよう。

夕方のお迎えでは一日中仮装大会とおやつ大会で興奮気味の長女と、
これも恒例の子供用お化粧でほっぺをまんまるピンクに塗った次女が疲れ果てて
おとなしく帰途についてくれて、非常に楽。
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# by ayatata | 2010-02-16 07:45