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Dear Tamalin
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壁に向かって
保育園に行くとよく見かける光景。
悪戯をしたり、危ないことを繰り返して叱られる子供。
集団の輪から離され、一人壁に向かって立たされる。
大抵は部屋の隅に皆に背を向けて立たされ、しばらく一人にされる。
ほとんどの場合子供は泣きわめくこともなく、もくもくと壁に向かって頭を垂れて反省するのです。
時に頭を壁に押し付けて静かに涙を流しながら時をやりすごしている姿は嘆きの壁のよう。
他の子たちも決して茶々を入れたりはせず、「大丈夫?」という顔で見守る。
これ、精神的ダメージは結構なものらしく、大抵は良い子になって戻ってくる。

うちの子供が行っている保育園の先生たちがプロだなあと思うのは、まさに叱るとき。
なぜにあんなに言うことを聞かせられるのだろう。
他人と実の親という違いはあるけども、私はあきらかに見くびられている気がする。。
実家に行けば「どこも母親に対してはそういうものよ」と言われたり、
友達には「家で良い子で外で言うこと聞かない子よりはいいじゃない」と慰められる。
だからってこれでいいとも思えないのだけれど。。

うちでお仕置きで立たせるのも、立っているならまだましで、大抵はわめいて床に転がる。
次女に至っては、にっこにこしながら駆け足で戻ってくる。
これで私を試してるのは見え見え。
私が本気で怒っているのだということがわかると、すごすごと戻って
隅で後ろ向きに立ち尽くすのだけれど、
この後ろ姿には毎回吹き出しそうになってしまう。

叱られて、少し気を取り直し始めた頃。
壁に向かって_a0168181_7231533.jpg

by ayatata | 2010-03-10 07:23